ランコム【ジェニフィック アドバンストN】並行輸入品と日本処方の違いを成分で比較
目次
ジェニフィックアドバンストNの並行輸入品と日本処方の違い
ランコムの中でも特に人気がある美容液ジェニフィックアドバンストNですが、外資系ということもあり並行輸入品と日本処方が存在します。
並行輸入品とは…流通ルートが異なり、正規品代理店のルートとは別ルートで正規品を輸入すること。外国の正規品を取り扱う店や業者から商品を輸入し、日本の総代理店契約なしで輸入することで海外の正規品を安く販売することが可能。
国内正規品とは…ブランドとの契約がある国内正規代理店からのルートで輸入する。契約には様々な決まりがあり、例えば料金はブランド指定で販売する義務がある（値下げ不可）。
並行輸入品は販売業者などの第三者が海外の正規品を輸入して販売しているため、商品は全て海外製となっています。
国内正規品と比べると、契約が無いため現地で安く仕入れた商品を値段設定自由で販売できるためかなり格安傾向があります。
ただ並行輸入品といっても中には中身をすり替えた偽物、使用期限が切れた古い商品を販売している悪質な業者もあるため注意も必要です！
ランコムは「ランコムパリ」という名前の通りフランスのブランドです。
ただランコムの場合は世界中に店舗を持っているため、国によって成分を変えています。 日本だと日本人向けに製造された独自の成分になっていて、海外製のランコムに比べると成分が微妙に違うことがわかります（後述）。
成分が異なるためテクスチャーや香りが日本処方とは違っていたりする場合がありますが、あくまでそれは海外製と日本処方の違いであって偽物ではありませんので誤解しないようにして下さいね。
【海外vs日本】ジェニフィックアドバンストNの成分を比較してみた
ランコムのジェニフィックアドバンストNは海外処方と日本処方があることがわかりました（前述）。
では国によってどのくらい違うのか実際に調べてみました。
今回比較した国は「日本、アメリカ、フランス」の3カ国（翻訳済み）。下記はそれぞれの国のランコム公式サイトの情報です。
※下の方に比較あり
- 日本の成分
水、ＢＧ、ビフィズス菌培養溶解質、変性アルコール、グリセリン、ビスＰＥＧ－１８メチルエーテルジメチルシラン、ＰＥＧ／ＰＰＧ／ポリブチレングリコール－８／５／３グリセリン、ヒドロキシエチルピペラジンエタンスルホン酸、アスコルビルグルコシド、乳酸桿菌、トコフェロール、安息香酸Ｎａ、フェノキシエタノール、アデノシン、酵母エキス、ＰＥＧ－８、ＰＰＧ－３ミリスチル、ポリムニアソンチホリア根汁、マルトデキストリン、サリチロイルフィトスフィンゴシン、ポリアクリロイルジメチルタウリンアンモニウム、リモネン、マンノース、ペンチレングリコール、リナロール、α－グルカンオリゴサッカリド、カプリリルグリコール、カルボマー、メチルグルセス－２０、水酸化Ｋ、シトロネロール、香料
- アメリカの成分
水、ビフィズス菌培養溶解質、グリセリン、変性アルコール、ジメチコン、ヒドロキシエチルピペラジンエタンスルホン酸、アスコルビルグルコシド、ヒアルロン酸ナトリウム、水酸化Ｎａ、安息香酸Ｎａ、フェノキシエタノール、アデノシン、酵母エキス、PEG-20メチルグルコースセスキステアレート、PEG-60水素化ヒマシ油、サリチロイルフィトスフィンゴシン、ポリアクリロイルジメチルタウリンアンモニウム、リモネン、キサンタンガム、カプリリルグリコール、エッタ二ナトリウム、オクチルドデカノール、シトロネロール、香料
- フランスの成分
水、ビフィズス菌培養溶解質、グリセリン、変性アルコール、ジメチコン、ヒドロキシエチルピペラジンエタンスルホン酸、アスコルビルグルコシド、乳酸桿菌（ラクトバシルス）、トコフェロール、ヒアルロン酸Ｎａ、水酸化ナトリウム、安息香酸Ｎａ、フェノキシエタノール、アデノシン、酵母エキス、PEG-20メチルグルコースセスキステアレート、PEG-60水素化ヒマシ油、ポリムニアソンチホリア根汁、マルトデキストリン、サリチロイルフィトスフィンゴシン、ポリアクリロイルジメチルタウリンアンモニウム、リモネン、マンノース、キサンタンガム、ペンチレングリコール、プロピレングリコール、カプリリルグリコール、α－グルカンオリゴサッカリド、ソルビトール、エッタ二ナトリウム、ロサガリカ花エキス、オクチルドデカノール、シトロネロール、香料
日本、アメリカ、フランスと成分比較をしたらこのようになりました。
フランスと日本に比べるとアメリカの成分はすごくシンプルに感じます。一方の日本とフランスは共通する成分も多く、特に「乳酸桿菌（ラクトバシルス）」に関しては肌に良い働きをしてくれるので個人的に配合していて嬉しい！と思いました。
日本処方の成分は基本的に保湿を重視しているイメージでした。
フランスとアメリカは「水」の次に「ビフィズス菌培養溶解質」←（ジェニフィックアドバンストNが一番重要視している成分）が来ているのに対し、日本は「水→BG→ビフィズス菌培養溶解質」になっています。その他、日本処方だけに配合している成分も保湿剤が多い印象。
ジェニフィックアドバンストNの並行輸入品と日本処方との違いおわかり頂けましたか？
上記でもお伝えしたように、ランコムはフランスのブランドです。 例えば日本の有名ブランド、「資生堂」の商品なら日本処方を使いたい人が多いはず。日本のブランドですからね。
でもランコムに関してはフランスのブランドなのでフランス製が本物？と思ってしまうのは私だけでしょうか…？（汗）
ジェニフィックアドバンストNのフランス製正規品が安く変える通販サイト
並行輸入品は安さがポイントとも言えるほど、国内正規品に比べると時には半額で販売している通販サイトを見かけます。
amazonや楽天なんかでも外資系の化粧品は並行輸入品として安く販売しているのを見かえますが、だいたいは個人やどこかの会社が転売しているものがほぼ全てを占めています。
amazonや楽天は超大手ですが、商品はamazonや楽天が独自で出品しているor公式ブランドの商品以外は全て第三者が出品しています。
そのため並行輸入品になると流通ルートが不明で使用期限の記載もありません。 こういう通販サイトで並行輸入品を購入してもリスクが付きものなのであまりおすすめはできません。
並行輸入品の正規品を安全に購入するには、大手企業が「個人輸入」という形で販売している通販サイトを選ぶのが最も安全と言えます。
例えば有名なベルコスメを例に上げると、この会社は「海外の正規品代理店」から輸入した海外製の正規品を販売しています。
海外の正規品代理店といっても、審査を通じて合格になった取引先のみ（正規品と証明されているものだけ）を輸入しているため確実に正規品を購入することができます。
- 海外コスメを取り扱う日本最大手の通販サイト
- 他の通販サイトより品数、リピーター数が圧倒的に多い
- 最安値
- 国内未発売の商品が買える
- ヨーロッパ、アメリカ、カナダ、アジアなどの海外正規品代理店から輸入
- 全て海外製の正規品のみを取り扱う
- 輸入した商品は1点ずつスタッフが有効期限、品質を厳しくチェック
- 輸入した商品は香港にある倉庫で24時間空調管理
- スタッフは全て日本人
- 送料は500円（8,000円以上購入で無料）
- 関税すべてベルコスメが負担
- 返品交換は不良品、異なる商品が届いた場合に可能
ベルコスメのランコム「ジェニフィックアドバンストN」の料金
（）内の赤文字は日本正規品（日本処方）の料金
| ジェニフィックアドバンストN（30ml） | 8,120円（11,000円） |
| ジェニフィックアドバンストN（50ml） | 10,820円（15,400円） |
| ジェニフィックアドバンストN（115ml） | 17,397円（27,500円） |
| ジェニフィックアドバンストN（7ml）※国内未発売 | 1,000円 |
| ジェニフィックアドバンストN（75ml）※国内未発売 | 13,517円 |
| ジェニフィックアドバンストN（100ml）※国内未発売 | 16,079円 |
個人的に気になったので、ベルコスメのジェニフィックアドバンストNはどの国の処方なのか問い合わせてみました。
ベルコスメからの回答↓
お問い合わせいただきました件につきまして 仕入担当に確認しましたところ、 弊社取り扱いの商品は『フランス製』になります。
なんとフランス製でした！これは嬉しい！ランコム＝フランスのブランドだけあってこの安さでフランス製の正規品が買えるのはかなりのメリットです。
並行輸入品を購入したいなら、商品品質が保証されているベルコスメなどの海外コスメを専門に取り扱う通販サイトでの購入を強くおすすめします。
ベルコスメの場合はフランス製ということがわかったので、上記で紹介した成分が配合しているはずです。
フランス製なのでパッケージデザインや表記なども全てフランスのものになっています。参考にしていただければと思います。
【成分解説あり】ジェニフィックアドバンストNの効果
ランコムは皮膚常在菌を独自研究していることで有名ですが、ジェニフィックアドバンストNは肌のバリア機能に着目した商品になっていることがわかりました。
皮膚常在菌とは…人間の皮膚表面に必ずいる菌の1種。ランコムは「美肌菌」と定義している1,000種類以上ある菌を独自に研究している。
美肌菌の役割には「守る、回復、整える」の3つがあり、一人一人バランスが異なります。美肌菌の最も効果を発揮する役割は、バリア機能の強化。
人の肌はバリア機能が低下することで様々な肌トラブルが起こります（ニキビ、乾燥、シワ、たるみ、シミなど）。
しかもバリア機能は肌表面だけでなく真皮にまで存在していますが、ジェニフィックアドバンストNではその真皮にまで働きかける効果が期待できます。
①外的刺激から肌を守る
②健康的な肌状態を保つ
③肌内部のうるおいを保つ
④異物が侵入したら肌外部へと放出する
これら全てのバリア機能のバランスを取り紫外線や老化、その他刺激などから徹底的に肌を守り、美肌を生み出すのがジェニフィックアドバンストNのブースター美容液だからこそできるスペシャルケアです。
日本処方、海外処方であっても使い方は共通で「洗顔後すぐ」に使います。スポイトは1回分の量を自動的に吸い上げてくれる（7ml以外）ので、その量を手にとって顔全体とデコルテまで馴染ませます。
洗顔後すぐに使うことで肌の奥深くまで入り込み、その後のスキンケアの浸透力も高める効果があるため使用する順番を守るようにしましょう。
続いてジェニフィックアドバンストNの成分解説に進みます！
ジェニフィックアドバンストNはお肌のバランスを整える整肌成分として中でもランコムのこだわりが詰まった7つの成分がこちら↓
【7種のプレ/プロバイオティクス由来成分】
※全て日本とフランス共通の配合成分
- ビフィズス菌培養溶解質
- 酵母エキス
- α－グルカンオリゴサッカリド
- マンノース
- ポリムニアソンチホリア根汁
- 乳酸桿菌（ラクトバシルス）
特にランコムでは効果を最大限に活用できるように、ビフィズス菌培養溶解質が高濃度に配合しているのが特徴です。
ビフィズス菌培養物から取れたエキスは肌の免疫機能をはじめ、細胞の自然修復機能を高めてくれる効果が期待できます。
赤ちゃんの肌がぷるぷるでキレイなのは細胞分裂が活発だから。それが老化とともに細胞分裂が低下してハリ弾力がなくなってきます。
そんな細胞に働きかけるビフィズス菌培養溶解質はこの細胞分裂を活発にさせるため継続して使用するうちに肌改善の効果も期待できると言われています。
ただし、このジェニフィックアドバンストNとても良い商品ですが敏感肌の人には注意点もあります。
成分の4番目に「変性アルコール」が来ています。変性アルコールはアルコールの1種でエタノールが主成分となっています。そのためアルコールに弱い肌質の人には気をつけた方が良い場合もあります。
ジェニフィックアドバンストNはニキビに効果がある？
ニキビ肌の人がジェニフィックアドバンストNを使ってニキビが改善されることはあるのかという質問をよく頂きますが、答えは「ニキビの状態によるが改善は期待しない方が良い」です。
ニキビ肌の人のほとんどは皮脂分泌量が多く、それによりアクネ菌が増殖してニキビができたりホルモンバランスや外的刺激などによるバリア機能低下などが考えられます。
確かにジェニフィックアドバンストNはバリア機能に特化したものですが、ニキビ肌の人が使ったからといってニキビが改善されるとは言い切れません。
まずニキビ改善のためにスキンケアの見直しをすることはとても大切ですが、それ以上にニキビ治療にフォーカスする方が効果はあると言えます。
ニキビ治療は長期にわたって改善していくため、ニキビの根本から治療しないとスキンケアだけでは限界があります。
またスキンケアはあくまで予防なので、「このスキンケアを使ったらニキビが消えた、シミが消えた」ということは絶対あってはならないように薬事法で定められています。
ニキビを改善したい場合は医薬品に頼ることが一番の効果が期待できると理解しておきましょう。
まとめ
ランコムの最も人気商品の1つジェニフィックアドバンストNについて効果や成分解説、並行輸入品と日本処方の違いなどを紹介しました。
ジェニフィックアドバンストNは日本専用フォーミュラがあるため、日本製が良いのならデパコスなどで購入を、フランスの本場のものを使いたいのであれば「フランス製」の正規品取り扱いがあるベルコスメなどを利用することをおすすめします。
並行輸入品には偽物もあるため、流通ルートや品質管理が証明されている通販サイトを選ぶように注意が必要です。
- ジェニフィックアドバンストNの日本処方と海外処方は成分が少し異なる
- 本場フランス製と日本製では共通の成分が多い
- フランス製で安く購入したい場合はベルコスメがおすすめ
- ベルコスメは海外正規品のみを取り扱う大手のコスメ通販サイト
- ジェニフィックアドバンストNの最大の魅力は美肌菌によるバリア機能に着目した所
- ビフィズス菌培養溶解質などを高濃度に配合し、肌の奥まで働きかける
- ジェニフィックアドバンストNを使うとニキビに効果があるとは言えない
- ニキビは根本から治療をしないとスキンケアでは限界がある
