トラネキサム酸肝斑への効果06

「肝斑」にはトラネキサム酸が効果的?併用したいサプリ情報

トラネキサム酸が肝斑に効果的な理由

トラネキサム酸肝斑への効果04

トラネキサム酸は日本国内で発見された昔から使用されてきた薬です。

「合成された人工タンパク質」として、外科手術後の出血の予防や歯を抜いた後の出血の予防、風をひいたとき喉の痛みを和らげる効果などが有名です。

そして皮膚科や美容クリニックでは「シミや肝斑」治療として使われている薬でもあります。


皮膚に炎症が起きると、”プラスミン”という酵素が作られる。

そのプラスミンが増えることで、メラノサイトに作用してメラニン(肝斑(シミ)の元になる)を多く作ってしまいます。


トラネキサム酸が肝斑に効果がある理由↓

プラスミンの増量を弱める「抗プラスミン」の効果で、メラニン産生を抑える=肝斑やシミを薄くする化という作用があります。


病院での肝斑治療内容は?

トラネキサム酸併用肝斑

病院では肝斑治療で処方される内服薬は「トラネキサム酸+ビタミンC」という組み合わせが多く、肝斑の進行具合によって異なりますが、服用期間は約3ヶ月~1年が目安。

※ビタミンCやビタミンEを併用することで美白効果が高まる


効果を実感できる人の割合は6ヶ月のトラネキサム酸を服用(1日500~1500mg)した場合、7割~8割と言われています。 ※トラネキサム酸の他にシナール(ビタミンC)などを併用していている場合


さらに外用薬としては「ハイドロキノンやレチノール」というように、トラネキサム酸と併用するのが基本です。

トラネキサム酸:「間接的」にメラニン生成を抑制

ハイドロキノン:「直接」メラニン生成を抑制


トラネキサム酸は1日どのくらい飲むのがベスト?

トラネキサム酸は代謝が早い薬の分類になります。そのため1日1回の内服ではなく、2回~3回に分けて飲んだ方が効果が高いと言われています。

また、病院の肝斑治療はトラネキサム酸の服用期間は短くて6ヶ月、長くて1年が目安です。


市販のトラネキサム酸では「3ヶ月」を目安に服用することが多いですが、病院で処方されたトラネキサム酸を2年間(1日あたり1500mg)毎日服用した場合でも副作用が出なかったという報告があります。


肝斑は治療に時間がかかるため、3ヶ月が経過しても効果が見られない場合は6ヶ月を目安に服用することをおすすめします。

250mgの場合 1日あたり2~6錠
500mgの場合 1日あたり2~3錠

肝斑は「病院でレーザー治療」or「トラネキサム酸を服用のみ」どっちが良い?

トラネキサム酸肝斑への効果05

(病院で治療)

病院では基本的に内服薬で肝斑治療をしますが、皮膚科や美容クリニックではレーザー治療が人気です。

ただ、レーザー治療はかえって肝斑を悪化させるリスクがあるので注意が必要です。


レーザー治療をするには特別なレーザーを当てないといけません。最近ではレーザートーニングが肝斑に効果的と言われています(10回~20回の治療が必要)。

このレーザートーニングで治療をしながら、トラネキサム酸やビタミンCの内服も必要になるという感じです。

1年~1年半かけて治療をしていくのが基本。


(トラネキサム酸の服用のみ)

ドラッグストアなどで見かける市販のトラネキサム酸のみで肝斑を改善することは可能です。

ただし、病院ではトラネキサム酸とビタミンCを併用して使うことがほとんどで、トラネキサム酸の含有量も病院の方が多く含まれています。

ビタミンCを服用することでメラニン産生を更に抑制して、美白効果が期待できる。


トラネキサム酸が保険適用された場合の値段

肝斑治療のためトラネキサム酸を病院で処方してもらう場合は保険適用がありません。

そのため自由診療となるため自費になります。


トラネキサム酸が保険適用となる場合↓

・皮膚炎

・湿疹

・じんましん等

・風邪による喉の炎症

こういった症状がある場合は保険適用となり、3割負担で約300円(トラネキサム酸250mg1ヶ月分)が目安です。

【市販と病院】トラネキサム酸の値段は?

市販:1ヶ月分で約6,000円

病院:1ヶ月分(90錠)で3,000円~+診察費など


市販のトラネキサム酸の成分を見ると、トラネキサム酸の他にビタミンCなども配合しています。


一方、病院で処方される成分は「トラネキサム酸」のみが配合しているという違いがあります。

病院での肝斑治療ではトラネキサム酸とビタミンCのセットで処方されることが多く、1つ1つの薬の効果が市販のものより強いのがわかります。

肝斑ができる原因は女性ホルモンが関係?

トラネキサム酸肝斑への効果01

肝斑は日本人をはじめとするアジア人女性に発生する頻度が高いシミの一つで、特に30~40代以降に現れやすいという特徴があります。

下記の肝斑の種類ですが、どれも共通点として「左右対称」にできて「茶色い」という特徴があります。


(肝斑ができる4つの場所)

  • 頬骨型

頬骨あたりにできる。


  • 顔周囲型

眉上からこめかみ、頬骨に沿ってできる。


  • 口周囲型

口の周りにできる。


  • 胸部外側型

こめかみから、ほっぺたのあたりにできる。



(シミの種類)

  • 老人性色素斑

紫外線や老化によりできるシミ。


  • 雀卵斑

遺伝的にできるシミ。「そばかす」などがこれにあたる。


  • ADM

シミに似ているアザの一種。


  • 肝斑

30代~50代にかけて女性に圧倒的に多いシミ。


肝斑ができる原因は不明と言われています。

「肝斑の患者の42%」が妊娠・出産をきっかけに肝斑になったという人が多いのが特徴。

そのため、女性ホルモンが増えたときに症状がでる(悪化した)と言われています。


女性ホルモンが増えるとシミができやすくなる!?

トラネキサム酸肝斑への効果02

紫外線があたると、メラニン産生を促す刺激がたくさん出ます。その刺激物質が肝斑になる場所にたくさん出ているということがわかっています。


実際に、5月~8月に60%の肝斑患者が再発や悪化などの症状を訴えることが多い。

そのため、紫外線によって慢性炎症である肝斑が悪化するということになります。

トラネキサム酸肝斑への効果03

このように肝斑は紫外線と女性ホルモンに大きく影響します。そのため、慢性炎症が起こっている肝斑を予防するためには徹底した日焼け対策が必須になります。

ニキビ跡による色素沈着にトラネキサム酸は効果的?

シミの中でも特に肝斑に効果が期待できるトラネキサム酸ですが、ニキビによる色素沈着の場合も効果はあるのでしょうか?

トラネキサム酸はすでにあるシミを薄くして、美白効果も期待できると言われています。

ニキビなどで炎症が起こった後になる色素沈着に対しても、メラノサイトの活性化を抑えてくれるため効果が期待できると言えます。

トラネキサム酸は血栓になるリスクあり!?

トラネキサム酸で血栓

本来、トラネキサム酸は出血を抑えるための薬なので血が固まりやすくなるリスクもあります。

血栓ができると困る病気になったことがあるor現在治療中の場合は注意が必要です。


以下の病気をされた場合はトラネキサム酸の使用は控えましょう。

  • 深部静脈血栓症
  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞
  • 肺梗塞

その他、ピルを服用している場合、妊娠中は血栓傾向になるため使用は控えるようにしましょう。

トラネキサム酸で白髪が増える!?

ネットで「トラネキサム酸を飲むと白髪が増える」という噂がありますが、これは「嘘」が正解。


白髪になる仕組み…毛包のメラニンを作っているメラノサイトの細胞が死んでしまうことで白髪になる。


トラネキサム酸はメラノサイトを無くす薬ではないので、白髪が増えるや生えるといった情報は嘘です。

病院と同じトラネキサム酸は個人輸入できるが…

トラネキサム酸個人輸入01

病院と同じ医薬品のトラネキサム酸を処方箋なしで安く買うには「個人輸入」というのも一つの選択と言えます。

市販のトラネキサム酸には、トラネキサム酸だけ配合というより他にも様々な成分が配合しているのが多い


もし病院と同じ用に「成分がトラネキサム酸のみ」という薬を探している場合は個人輸入が安い&処方箋不要で買うことができます。


ただし個人輸入は海外の怪しい通販サイトも多く、表記の含有量と異なるものや、そもそもトラネキサム酸が配合していない偽物が届く可能性もあります。

もっと最悪な場合は料金を支払ったのに商品が届かない…ということは頻繁にあります。


そのため、個人輸入する場合は以下に当てはまる通販サイトからは購入しないように注意!↓

  • 全て英語表記などの「海外の通販サイト」
  • 個人輸入代行業者でない
  • 成分鑑定を第三者機関に依頼していない
  • 日本在住者向けでない
  • 日本の医療従事者が利用していない
  • 日本円での支払いができない
  • 商品の仕入元が明確でない

個人輸入する場合は、上記にある「個人輸入代行業者」を必ず利用するようにしましょう。

個人輸入代行業者とは…海外の商品を代行して仕入れ、発送まで全てを行ってくれる業者のこと。

日本人向けの代行業者は全て日本人が対応してくれるため安心ですし、商品の仕入れも偽物を取り扱うことはほぼ無いです。


ただしこういった代行業者は日本にたくさんあるので、中でも最も信頼できる所を選ぶようにしたいところ。

日本の個人輸入代行業者で最も有名と言えるのが「オオサカ堂」です。

トラネキサム酸個人輸入02

オオサカ堂は他の代行業者に比べて、以下の点が優れています↓

全商品に成分鑑定を実施(第三者機関に依頼)

多くの医療従事者が利用している

提携している出荷元は海外にある大手医薬メーカー(正規医薬品取扱いのライセンス有り)

・医薬品取扱い数が他の代行業者より多い

・料金最安値

・代行手数料、商品1点から送料無料(商品代金に含まれる)

・日本人利用者数が最多

オオサカ堂で取り扱うトラネキサム酸は現時点で、9種類の取扱いがあります。

成分はトラネキサム酸のみで含有量は250mg~500mgでお得なものは1箱500カプセル入っているものもあります。

他にもトラネキサム酸と併用するビタミンCのサプリも充実しています。


オオサカ堂で人気のトラネキサム酸&ビタミンCサプリ7選

まずはオオサカ堂で取扱いがあるトラネキサム酸4選↓


  • BIHAKUEN トラネキサム酸500mg

BIHAKUENは日本の美容クリニックでも取扱いがあるほど有名で、主に美容医薬品に力を入れている商品が充実しています。

トラネキサム酸の他にも飲む日焼け止め、ハイドロキノン、トレチノインなどが有名で成分は高品質のみ使用している徹底した商品です。

250mg 1箱240カプセル入り 3,927円
500mg 1箱120カプセル入り 3,473円

  • トラネミック

トラネミックのトラネキサム酸もBIHAKUENに並ぶ人気商品。 250mgと500mgの2種類があります。

250mg 1箱120カプセル入り 5,774円
500mg 1箱120カプセル入り 5,276円

  • トランサミン

海外の病院で処方されるトラネキサム酸。

250mg 1箱100カプセル入り 3,379円
500mg 1箱100カプセル入り 5,147円

  • トサノ(トランサミンのジェネリック)

ジェネリックということもあり、250mgでこの値段は破格!1カプセルあたりの値段は約11円です。

250mg 1本500カプセル入り 3,379円



続いては併用におすすめのビタミンC配合サプリ3選↓


  • 南極クリルビタミン

モンドセレクション金賞受賞のクリルビタミンは、10種類のビタミン+クリスオイルが配合。

ビタミンCに関しては1日あたりの栄養基準値を100%満たしてくれる。

また、クリスオイルは強いエイジングケア作用が期待できるアスタキサンチンが豊富に配合されています。

1袋120粒入り 3,500円

  • EzMelts

EzMeltsはアメリカのサプリでビタミンC(アスコルビン酸)が500mg配合しています。

水なしで飲めるタイプなので、カプセルが苦手な方にもおすすめ。

1本60錠 1,831円

  • ドクターズファーマシーのマルチビタミン

こちらもモンドセレクション金賞を受賞しているマルチビタミンです。

8種類のビタミンに加えて、7種類の有効成分(葉酸やナイアシン、食物繊維など)も配合。

1袋180粒 1,700円

個人輸入した商品を販売するのはNG

個人輸入した商品を知り合いに譲ったり、販売することは薬機法違反となり違法になります。個人輸入は個人の使用を目的とするもので、自己責任となることを忘れずに!

肝斑に効果的なトラネキサム酸についてのまとめ

  • 肝斑ができる原因は不明。女性ホルモンバランスが肝斑悪化に影響すると言われている・肝斑患者の42%が妊娠や出産をきっかけに肝斑を発症する
  • 肝斑は5月~8月に60%の患者が悪化や再発を経験している
  • 肝斑ができる箇所は4箇所ある
  • トラネキサム酸は抗プラスミンの作用でメラニンを抑制するため肝斑治療に効果的
  • 病院での肝斑治療は保険適応外となる
  • 肝斑治療はトラネキサム酸服用に加えてビタミンCを併用することがより効果的
  • 肝斑治療ではトラネキサム酸を最低3ヶ月~6ヶ月飲む必要がある
  • トラネキサム酸はピルを服用している場合は使用を控える
  • トラネキサム酸で白髪が増えることはない
  • トラネキサム酸は病院と市販薬では約3000円ほど値段差がある
  • トラネキサム酸は個人輸入が可能で病院と同じものが安く買える(自己責任)
  • 個人輸入は必ず代行業者を使う
  • 代行業者の中でも成分鑑定や海外医療メーカーから商品を仕入れているところを選ぶ