抗男性ホルモン剤(正規品)のおすすめ個人輸入サイトを調査してみた
目次
抗男性ホルモン剤のおすすめは?処方箋不要で個人輸入できる?
MTF(男性→女性)の人が抗男性ホルモン剤としてジェンダー外来でも使用されているのが「エストロゲン」。
後述しますが、抗男性ホルモン剤は2種類が使われます。 基本的にはエストロゲン。
そのエストロゲンが配合した医薬品は性同一性障害の診断書があってもホルモン治療は自費です。
血液検査や診察料をしてやっとホルモン剤の投与ができるわけですが、それには時間もお金もかかります。
もちろん医薬品なのでドラッグストアでは売っていないし、ネットでも医薬品を販売していて処方箋もいらないというのであれば個人輸入しかありません。
個人輸入は医師の診断書も不要、処方箋も不要で抗男性ホルモン剤を安く買えるため実際にMTFやFTMの人でも使っている人が多い。
※個人輸入は購入者自身による使用のみ許可されている。輸入商品の販売や第三者に譲るのは薬機法違反となる。
個人輸入といっても海外のサイトを使うと英語表記の所が多く、コピー品や期限切れの可能性があり非常に危険な行為です。
そのため必ず日本在住者専用の個人輸入代行を利用するようにしましょう!
個人輸入代行…日本在住者に海外から仕入れた医薬品などを取り扱う企業が商品をを販売。
日本で有名な代行業者はいくつかあり、全て日本人スタッフ、日本語、日本円なので普通の通販サイトと同様に簡単に個人輸入することができます。
中でも医薬品の取扱いが最も多く、一番有名なのがオオサカ堂。
オオサカ堂は日本の医師からの利用も多く、安心できる代行です。
実際にオオサカ堂で抗男性ホルモン剤の購入した人は、女性化を目的としたMTFの人がほとんどです。
・商品全てに専門機関に依頼した成分鑑定書がある
・医薬品は海外の医薬メーカーから直接仕入れを行っている
・日本人スタッフによるサポート
・返品交換が可能
・日本の医療関係者も利用している
・商品の発送が早く、手元に届くまでに5日~10日で到着
・プライバシー保護のため配送物に商品名やサイト名の記載を一切しない
・配送業者は大手のヤマト運輸や郵便局を採用(追跡番号あり)
・クレジットカードの支払い時は個人情報保護のためにSSL暗号化通信を採用
医薬品を個人輸入する場合は関税はかかりません。しかし、ごくまれに課税対象額が1万円を超える場合(商品総額16,666円)に消費税や税関手数料が発生することがある。
【ホルモン剤の取扱いアリ】個人輸入の通販サイトを比較してみた
抗男性ホルモン剤はエストロゲンとプロゲステロンの2種類が基本。女性化したMTFのための病院のホルモン治療でもこの2種類が使われます。
これらの抗男性ホルモン剤を取り扱っている個人輸入サイトはどのくらいあるのか?
有名なサイトを比較してみました。
オオサカ堂
エストロゲン配合薬の商品名: | マレフェMTF、プレモン、エチニラ、エストロフェム、エストロモン、エビスタ、プレマリン、エストラヒール、クリマラ、アクティベル(プレマリンのジェネリックが多い) |
プロゲステロン配合薬の商品名: | ウトロゲスタン、プロゲスタン、クリノン、プロベラ |
料金: | 2,549円(プレモン1.25mg 56錠)、3,428円(エストロモン 0.625mg 100錠)全商品送料無料(追跡番号あり) |
その他、アンドロキュアーのジェネリックも取扱いがあります(アンドロクール、シテロン)。
お薬なび
エストロゲン配合薬の商品名: | プレマリン、プレモン、クリマラ、エチニラ、マレフェMTF、エストロモン、エストロフェム、プレミアコンティニュアス |
プロゲステロン配合薬の商品名: | プロゲスタン |
料金: | 2,700円(プレモン1.25mg 56錠)、3,350円(エストロモン 0.625mg 100錠)10,000円以上で送料無料(追跡番号あり) |
ヘルシーダック
エストロゲン配合薬の商品名: | エストロフェム、アクティベル、エストロモン、クリマラ |
プロゲステロン配合薬の商品名: | ウトロゲスタン、プロベラ |
料金: | 3,200円(エストロモン 0.625mg 100錠)送料無料(追跡番号なし) |
お薬通販部
エストロゲン配合薬の商品名: | プレマリン、エチニラ、エストロモン、プレモン、プレミアコンティニュアス、エストロフェム |
プロゲステロン配合薬の商品名: | ウトロゲスタン、プロベラ |
料金: | 4,200円(エストロモン 0.625mg 100錠)10,000円以上で送料無料(追跡番号あり) |
抗男性ホルモン剤を取り扱っている個人輸入サイトを比較してみると、取扱い商品数が圧倒的にオオサカ堂がNo,1でした。
また商品レビューもオオサカ堂はMAXの500を超えており、料金も全ての商品が1点から送料無料で最安値ということがわかります。
【病院のホルモン治療費】抗男性ホルモン剤の料金を比較してみた
MTFの患者対応している病院のホルモン治療費用を調べてみました。
病院によって料金は異なりますが、MTFの場合は自費になるので個人輸入に比べると高額になります。
特にホルモン検査や血液検査、診察料がかかってくるとかなり高くなります。
また病院によっては女性ホルモン注射のみ可能で抗男性ホルモン剤の処方を行っていないところも目立ちました。
病院I: | 5,000円~11,000円(ホルモン内服薬)、2,200円(女性ホルモン注射1本)、3,400円(診察料)、28,600円(ホルモン検査) |
病院G: | 2,500円(女性ホルモン注射1本)6,000円(血液検査) |
病院L: | 2,200円~2,750円(女性ホルモン注射1本)、3,300円(診察料) |
病院U: | 1錠100円(プレマリン)、5,000円~10,000円(血液検査)、2,200円(診察料) |
MTFの抗男性ホルモン治療は具体的にどのホルモンを使う?
MTFのホルモン治療は、男性ホルモン量(テストステロン)を少なすして女性ホルモンの増量を行います。
そこで用いられるのがエストロゲン。よく使われるのがプレマリンと呼ばれる薬が一般的で、女性の場合は更年期障害による男性ホルモン増量の際に処方されるものです。
※プレマリンなどエストロゲンを増やす薬は病院での処方や個人輸入でしか購入できません。
※病院の場合、ホルモン治療は保険適応外
病院でのホルモン治療は2種類ある↓
- 筋肉注射(約2週間おき、内服薬との併用も可能)
- 内服(毎日)
注射の薬名:プロギノンデポー
内服の薬名:プレマリン、プロセキソール、プロゲストン、プロベラなど
【抗男性ホルモン治療で使われうるホルモン】
- エストロゲン
最もよく使われている女性ホルモン剤です。
睾丸から作られる男性ホルモン、精子産生の抑制。乳腺の発達を促すことによる乳房の変化、乳房の脂肪量が増加するため胸が大きくなる。
- プロゲステロン
エストロゲンを使用しても効果が薄い場合に追加で使用することで効果が高まる。
抗男性ホルモン剤としてMTFが使うのはこの2種類。基本的にはエストロゲンのみになります。
最初はエストロゲンのみの注射または内服薬でのホルモン治療をしますが、エストロゲン量を増やしても男性ホルモンのテストステロンが減らない場合は追加で黄体ホルモンであるプロゲストンを使う場合もあります。
女性ホルモンのエストロゲンは男性にも存在する?
女性ホルモンのエストロゲンは、主に女性の体では卵胞から分泌されている。
ただ男性にも少なからず存在します。
副腎という腎臓付近にある小さな臓器か脂肪組織によってエストロゲンが作られています。
【男性が女性ホルモンを増やすとどうなる?】
- 体が女性のように柔らかくなり、より女性のような体型になる
- 髪の毛の量が増えてツヤが出る
- 肌がきめ細やかになる
- 体毛が薄くなる
- ヒゲが薄くなる
- 胸が膨らむ(女性化乳房)
- 性欲減退
- 勃起機能障害
- ペニスが小さくなる
- 精子の生産停止
- 筋肉量の減少
これは一例ですが、外見はこのような変化が起こる場合が多いです。
また、抗男性ホルモン剤(女性ホルモン)を服用する前と後では外見の雰囲気もガラリと変わります。
より女性に近くなり、抗男性ホルモン剤を使う前に比べてより女性らしい外見になる。
MTFの場合、声は発生方法を高くするようにしてトレーニングする必要があります。 抗男性ホルモン剤を使っても声は女性のようにはならないので、声帯手術をして声を変える以外に方法はありません。
またヒゲは薄くはなりますが、外見でもっとも目立つ場所とも言えるのでコンシーラーで隠すか、医療レーザー脱毛をした方が良いでしょう。
性同一性障害の診断書をもらうには?
一番良いのはトランスジェンダー外来を受診することですが、近くにない場合は婦人科でなく精神科がおすすめ。
ただ精神科でも様々で、うつ病など心の病気が見られる患者のみを受けるところも多い為、病院選びはとても大切になってきます。
基本的にトランスジェンダーの患者が医師に「性同一性障害の診断書」をもらいたいと伝えたときに断ることはNG(ルール違反)となります。
ただし、診断書がもらえない人もいます。
その一つが解離性障害(多重人格)の場合。解離性障害の場合はまずその治療をしてからになります。
※診断書の基準は「WHO世界保健機関」に基づいて診断されます。
診察カウンセリングではどんなことを聞かれる?料金は?
いつから性自認が男性(女性)と思うようになったのか(病院によっては”自分史(きっかけなど)”というものを事前に書いてきてもらうことがある)
これが基本です。
そして「年単位で悩んでいる」というのも診断書をもらえるかの基準になります。
性自認が男性、女性のどちらかと認められたら診断書はもらえます。カウンセリングにかかる時間は個人差がありますが平均20分~30分程度です。
カウンセリングの料金は保険適用となり初診の場合は約3,000円前後です。
ただ今の日本だと治療費は高くなります。
同性婚すら認められていない日本でホルモン剤の使用を継続して続けるにはそれなりのお金がかかります。
性別変更に必要な条件とは?
- 2人以上の医師から性同一性障害の診断を受けている
- 20歳以上
- 結婚していない
- 未成年の子がいない
- 性別適合手術を受ける
- 他の性別の性器の部分に近似する外観を備えている
例えば男性→女性に性別変更する場合は睾丸、ペニスを取り除く性別適合手術が必要になってきます。
抗男性ホルモン剤について検証したまとめ
- 抗男性ホルモン剤は処方箋や診断書なしで個人輸入できる
- 個人の使用目的のための利用のみ個人輸入は合法
- 個人輸入する際は日本在住者向けの代行を使う
- 海外の通販サイトを使わない!
- 個人輸入代行の中ではオオサカ堂が値段、商品の安全性、取扱い商品など比較した中でNo,1
- 個人輸入は自己責任で利用する
- MTF向け病院のホルモン治療費は診察料、検査料、薬代、注射などがあり自費になるため高額になる
- MTFのホルモン治療に使われる女性ホルモンはエストロゲンとプロゲステロンの2種類が基本
- 男性にもエストロゲンは多少存在する
- 抗男性ホルモン剤を使っても声の変化はほとんど見られない
- 性同一性障害の診断書をもらうにはジェンダー外来やジェンダー受け入れの精神科が良い
- 病院のカウンセリングにかかる費用は約3,000円
- 性別変更に必要なことは性別適合手術や結婚していない、性同一性障害の診断があるなど